奇跡の甲子園!

第89回全国高校野球選手権大会が近年にない変わった盛り上がりを魅せ、奇跡、劇的な幕を閉じた!佐賀北5−4広陵
興奮冷めやまず、yasumnome書いてますが。まずは佐賀県佐賀北高校・初優勝おめでとう!そして学校関係者、卒業生、佐賀県民に出身者、九州の応援したファンの方々の皆さんおめでとう! 昔から県内では毎年候補に上がってながら00年が初出場で2度目。誰もが夏18度目・春夏連続の広島・古豪広陵高校の夏初制覇を疑わなくなっていた矢先のあまりにもビックリの展開は近年にない形となった。広陵の野村投手のスライダーが切れまくり8回突入まで1安打ピッチング。11個目の三振をとり1アウト後の今大会ノーヒットの久保投手にボテボテ三遊間ヒットを打たれてから・・・押し出し、そして・・・広陵応援団以外はバックネット裏、1・3塁の観客から外野まで鳴り物抑え皆手拍子の応援が異様にさえも思えた。そして逆転満塁弾!甲子園の魔物が奇跡を起させた瞬間、近年の全国有名私学強豪高校野球大会・サブタイトルに公立はお義理におまけのノリの大会と言われてもおかしくない大会だったのにケリをつけた瞬間でもあった。ただ、名門広陵の40年超しの初制覇も惜しかった・・・。今年の広陵らしい序盤からしかけ試合を作って駄目押しのパターンがアップアップな佐賀北・久保投手にしのがれ崩れ、毎回走者が得点圏にいたのを物に出来なかったのが辛く響いた。不運にも奇跡の8回の微妙なボール判定は前に書いた外角球の審判の対応がそのまま出た感じで可哀想とも思える場面。最後の走塁ミスがなかったら展開も変わったが・・・それも高校野球。しかし、中井監督はプレッシャーからか、過去にに1度監督を退きからの挑戦で熱中症との闘いの大会でもあった。個人的には情熱を持った監督さんなのでへこたれないでまた挑戦して欲しいし、91年の春選抜では青年監督として優勝して大泣きしたのを覚えている。古くは80年に当時低迷していた広陵を春夏出場にて復活したメンバーでもあり記憶がある方だからなおさらだ・・・。まあ、昨年と形の違った決勝ではあったがドラマチックさは一緒である。
しかし、今大会は決勝でも高校生離れした剛速球投手やホームランバッターなど断トツな優勝候補に大物が少なくチームプレーで戦う本来の高校野球の姿をみた瞬間でもあり、TVながら例年より多く見れる試合があり、久しぶりになんだかんだでやっぱ高校野球、特に甲子園は面白いなぁ〜で締めくくりたいし、また別の古来からのさわやかな印象であった。最後に高校球児に関係者皆様お疲れ様でした。ありがとう・・・。
追伸 佐賀北は昨秋九州大会出場すらおろか今春は県大会3回戦敗退から、夏の甲子園で戦後初の全7試合戦い73イニング記録を作り延長含む(2試合15回、13回)で、決勝は8回裏からの奇跡の大逆転優勝!!!佐賀県として13年前の佐賀商以来の佐賀勢の2度目の公立校優勝のみならず古豪と言われた公立校の11年前の松山商以来、九州では1960年初出場・福岡の公立校、三池工依頼のスピード優勝の快挙であった!更に力強く特待生問題を吹き飛ばして全国の公立校に希望を与えた大会であった・・・。