第89回全国高校野球選手権大会、甲子園の季節!No.2

西日本編はまず地元の近畿勢。大阪、和歌山を除き4府県で昭和時代からの名門古豪が出る。大阪に関しては前々回取り上げた中田翔大阪桐蔭など平成からの新設強豪が近年出る。その裏には昔は地元の関西の他、中国四国地方の一部に流れた留学生が今では北国の学校にも進出して優秀な野球人口のバランスが崩れ、大阪、兵庫に来る留学生にも影響が少し出てきている気がする。実際に甲子園では大阪が絶対では無くなってきている傾向。で、PL学園、北陽(来季から大学付属となる)近大附がたまに出るが大旗・上位から遠ざかっている。上宮は春は強いが姉妹校の上宮太子に押されている。浪商(現大体大浪商)市岡、明星、大鉄(現阪南大高)などオールドファンにはたまらない名は出てこれないのが現状。兵庫は昔からの東洋大姫路報徳学園が健在だが明石、市神港、滝川(部が一度解散して復活したが姉妹校・滝川二に押されている)など遥かに遠ざかり、大阪と同じ現状。和歌山は智弁和歌山が強すぎるのか他が弱すぎるのか?わからないが箕島が復活しきれないのは寂しい限り。奈良は天理、智弁学園の2強が昭和の頃から数年続いたら互いのチェンジ年になる雰囲気。京都は平安が平成に入り復活した感じだが、京都商は逆に昭和61年を最後に出れないでいる。京都西は昭和59年に甲子園デビュ以来、平成に入り10年間遠ざかった時代があるが今は京都外大の付属になっても強さを保っている。滋賀は元々昔の地区大会の代表決定戦の頃は弱く昭和53年の都道府県代表改正から比叡山、近江を軸に八幡商や新設校としのぎを削っている。中国は島根を除き伝統校が出る。岡山は岡山東商、倉敷工など名門が日なたぼっこしてしまい、関西は忘れられる前に復活して来るタイプ。広島は、宗徳、広島商、広島工など新設・如水館などに飲み込まれもがいている。鳥取は米子東がさっぱりさの字で他の古豪名門が毎年チャンスを逃してない傾向。島根は昭和50年〜平成の今でも甲子園で大きく負け越しているが昔から浜田、江の川など常連の他、均等に各地域の公立校が出ているが新設私学が横から入る状況もある。山口は、宇部商が今でもリードし続けているが、近年、岩国が選抜出場の宇部商を破り公立勢の図式を変えるべく2年ぶり出場。下関商が11年ぶりに今回復活しそうな気配があったが来年以降に期待。あ〜長くなったので急遽パート3を明日やります。