第89回全国高校野球選手権大会、甲子園の季節!№1

梅雨明けが遅くなり、急激に暑くなり気がつけばもうすぐ夏の風物な甲子園大会が始まる。
今回は、プチマメ知識として東・西日本を2回に分け、今夏の大会の全国各地の20〜30年前の昭和〜平成の勢力図(選抜選考のブロック形式)を説明しよう。まずは南北海道、やはり駒大苫小牧の急激な台頭で北海、函館大有斗、札幌商(現北海学園札幌)東海大四、など20年前からの古豪がすっかり影をひそめてしまっている。北になると旭川、帯広、滝川地区を中心に古豪、強豪が年変わりに出場。だが、南から移り早くも北代表になった古豪・駒大の元祖、駒大岩見沢も加わり、北南ともにトータルで私学が多い事もあり、公立が出にくい状況は変わってない。東北は6県中、秋田、山形、宮城3県が20年以上前からの古豪が出場。青森、岩手、福島は圧倒的に新設私学勢が平成になってからほとんどだ。関東関西からの留学生がレベルアップに貢献してはいるが特待生問題に引っかからない程度に夢を追って欲しい。これについては昔からの山形、宮城の私学常連校にも言える。秋田に関しては、公立で頑張っていてほとんど地元選手で9年連続初戦敗退をストップできるか!?岩手も私学勢が強化していても大きく連敗が目立つ。特待生問題で宮城は公立がもしくはと思われたがやはり昔からの仙台育英・東北の2強のどちらかだった。関東は埼玉・浦和学院、茨城・常総学院の常連組が今年も甲子園に乗り込むが、昭和60年ぐらいまでの学校が栃木の古豪・文星芸大付(旧宇都宮学園)1校だけ。その栃木は名門・作新学院がどうしても夏に復活して欲しい。宇都宮工も知られてないが古豪伝統校のひとつで春は平成になり復活してるが昭和61年に久しぶりに復活したが長いトンネル工事に突入だ。群馬は桐生が名門だったが、一校がついた新設に全国制覇に常連となられ肩身は狭い。茨城は水戸商、竜ヶ崎一が一時期復活したものの常総学院の総監督の木内氏の元祖・取手二が全国制覇の翌年の監督移動からいきなり低迷し始めたのは残念。埼玉は特に県、あちらこちらの上尾、熊谷勢、所沢勢、川越勢が出て来れなくなり、その裏には有望選手が私学に流れ昭和の埼玉代表のイメージは首都圏代表化している。千葉も同じで10年に一度平均で習志野銚子商がオールドファンを喜ばせているに等しい。ただ、どこが出ても平均勝率を崩してないのは野球王国健在の証拠だ! 神奈川を制するものは全国をも制すとも言われている神奈川は、横浜、桐蔭学園が健在だが以外と昭和40年以降の昭和と平成時代は勝率が地方がレベルアップされて来たと言え下がっているのをご存知の人がどれだけいるか!?東海大相模が呪縛から逃れず決勝敗退だったが、Y校こと横浜商が復活の予感があった。慶応も2年前の決勝敗退あたりから神奈川では復活している。東京は古豪でもあり常連の帝京、創価とオールドチックだ。昨年早稲田実が大復活したが、全国から選手が集まるのでどこでも一緒のイメージは拭いされないが、個人的に古豪名門だった日大一、城西、帝京のライバルで名を売った関東一や二松学舎(夏決勝連敗中)にもっと頑張ってもらいたい。山梨の甲府商は44年ぶりの歓喜!関東春季大会・準優勝がフロックでない事を甲子園でも証明して欲しい。東海は、愛知の私学勢(東邦、享栄、中京大中京)代表の愛工大名電など昔からの古豪が健在だが、静岡は今春の選抜大会優勝の自力が勝る昔、女子高だった新設の常葉学園菊川を筆頭に私学、公立が2〜3年交互に代表を繰り返している。三重は毎年の様に古豪、新設私学と代表を競い合っていて、ある意味平均ベスト8に残る力があるところはスルスルと横から狙える位置でもある。更にここも8年連続連敗中。出るので精一杯なのかなぁ!?岐阜は公立の古豪が多く出ているが、甲子園での負け越し率が高いので、選抜準優勝の大垣日大など私学勢が甲子園出場だけでなく勝ち星を重ねてゆくケースが考えられる。北信越は新潟以外の長野、富山、石川、福井が昭和からの古豪名門が出場する。特に石川は星稜が以外にも9年ぶりだ。・・・パート2につづく・・・