4度目の挑戦に散った少年!

全国の高校球児の大注目で怪物と言われる87本のHR記録更新中でエースの大阪桐蔭高校中田翔君。あの桑田・清原(PL学園)以来の甲子園予選大阪大会3連覇・自身4度目の甲子園を狙い、全国制覇をも狙っていたがまさかまさかの敗戦・・・。近年、最後に甲子園を逃す例が高校球児スター選手に目立つ傾向ありだが・・・。
1試合をのぞき、コールド勝ちにて決勝まで勝ち上がり死角なし・・とも、思えたが昨年と同じ相手の金光大阪に接戦の上敗れた。
夏前に股関節を故障し、大会前に足スネも痛め調整もベストだったか!?前日には爪が割れるなどアクシデントもあり投手として不安がそのまま1回の3失点に繋がり、バッテングにも影響してノーヒットで高校野球に終わりを告げる事になってしまった。
プロのスカウトは、どう思うか?故障されたら困る夏の連戦。はたまた、実力ともにこのスター選手の最後の甲子園を見届ける事が喜ばしいのか? 素直に出来たか!?
近年、高いレベルである程度均衡してきている実力の中でもずば抜けた素材の選手。マスコミも騒ぐのは当たり前だが・・・プレッシャーが大きくのしかかって、他の選手も錯覚に陥らされてしまった敗戦ではなかろうか!?
相手は本格左腕、春の選抜甲子園の優勝校で準々決勝の常葉学園菊名戦でも本格左腕を打てなくて、監督自身も本格派の投手を打つすべを持ち備え夏戻りたい・・と、コメントしていた。だが、抑えられた。まさしく、どうシャットアウトしながら集中して目標に向かわせるか?学校側、関係者にも言いたい。
体も大きく実力がプロ並と言えど、まだ17〜18歳の少年。イメージよりも無邪気で生意気でなく、試合後泣きじゃくる姿、コメントは初々しく新鮮で、更に試合後に完全に押さえ込まれた相手投手との健闘たたえ抱き合う姿など美しくまさに青春。個人的にはプロの事より、甲子園に日米選抜、国体と高校野球を燃えつかせてやりたかった少年であった・・・。