第88回全国高校野球選手権大会が幕!VOL1

37年振りの延長15回引き分け再試合の死闘を制した早稲田実業初優勝おめでとう! だが、駒大苫小牧にも優勝をあげたい!再試合になった時点でそう思った人は観てる者皆かと。しかし、大会始まり当初今年の駒苫の優勝は無いと踏んでいてしまった自分が情けない・・・(T_T)
決勝が終わりを告げたサイレンが鳴った時、3連覇も観たかった気持ちにかられ・・・。ただ、駒大苫小牧は春の選抜に出てたら間違いなく優勝してたと思うが、夏は決勝まで来れたかは!?(-.-;)
もしトントン拍子に夏春連覇していたとしたら・・・。23年前に夏春連覇し、その年夏ベスト4で散った徳島・池田高校がオーバーラップした。更にさかのぼり、その20年ちょつと前あたり神奈川の法政二高(元巨人の柴田勲氏が主戦だった)が同じだった。あくまで、想像なのだが・・・。
まぁ、標準をそれだけ夏に賭けてきた選手の気持ちがあの1点差に迫った9回の2ランホームランに出ていて恐ろしかったかなぁ〜(・_・;) ただでなく主戦の田中君が体調不良でフォーム崩し調子悪く、香田監督も大会後胃だか十二支腸だか悪く検査するだの騒いでいた中で挑んだチーム。実際、準々決勝の東洋大姫路戦に準決勝の智弁和歌山戦はやっとこさで勝負強さで勝ちあがり、トータルでも田中君は悪いなりに西武・松坂大輔と並ぶ6試合52回2/3投げ58個の夏の奪三振ベスト10に入り執念を感じたぞ・・・!駒大苫小牧よ!胸はって誇りにしてくれ〜永遠に語り草になる決勝戦を魅せてくれありがとうじゃ〜!
と、言う事でやはり優勝した早稲田実業も凄かった。
カラーは駒大苫小牧と違うが、伝統のある戦い方が目を見張った。パワー時代に突入だが、決勝まで残るチームの共通点として、相手の油断や空き、心理作戦などの反応が鋭い事。その辺で例をあげると近年優勝した茨城・常総学院の木内監督は他より優れていたし、実際スター的な抜きでていた選手はプロ入りした(現オリックス)4番の坂選手ぐらいで下馬評をくつがえし栄冠を手にした。話はそれたが今回早実が勝ち進んだ裏には先ずは塁に出てからと言うやり方が高校野球らしかったし、初戦から大差となった勝ちでもそうだった。特にやま場だった準々決勝・日大山形戦はそんな戦いだった。
古豪・早実がいつの間にか東京の強豪高にだけに止まってしまっていたここ10年。校舎移転にて東から西の代表枠に変わり近年大頭してきた学校が増え始めた西東京。来年以降も甲子園の常勝軍団として日々頑張って、高校野球界を盛り上げて欲しい。
あと、異様な盛り上がりを魅せている斎藤投手は史上初の今大会7戦投げ、4試合連続完投、69イニング948球、春選抜・今夏合わせ計11試合(奪三振104)の鉄腕快投ぶりであった。