中内のおっちゃん

ダイエーホークスのオーナー、中内功氏が脳梗塞で19日に亡くなった。83歳。オーナー職を退いて老後を楽しんでいるとばかりおもっていたのだが・・・
スーパーからプロ野球団を買収したのも、後にも先にも中内のおっちゃんしかいなかったので、親しみを感じていた。しかし南海ホークスを88年に買収した当時は、子どもの頃から見ていた南海ホークスと言う歴史ある球団で、なくならないとずーっと思っていた。買収されたときは、とても弱かったが、こういう球団があるから試合が成り立つと思っていたのでがっかりしたものだ。でも、中内のおっちゃんはさすが、商売人で、弱い球団を安く手に入れた。念願かなって買ったチームはぼろぼろのままが続き、大大大失敗と思っただろうが、商売人はバクチウチだということを忘れていた。
西武の真似かと思いきや、開閉式ドームを建設した。かなり金がかかったみたいだから半分は見栄(笑)にちがいない。敵の西武から根本ほかバンバン引き抜いて94年には、ナボナの王氏を監督に、鼻息荒くしていた。口癖は「ねあか、のびのび、へこたれず」(覚えておこ〜)
西武と違うのは、どれもこれもパフォーマー的要素があって、おもしろかったことだ。商品が売れ残らないようにするスーパーならではの演出、これが九州だけでなく全国に親しみをもたれるようになったのだろう。これほど頭のやわらかいオーナーは他になかった。ハッピ着てバンザイしてた映像が懐かしい。
同じホークスでもソフトバンクはピンと来ない。今は南海から移った時と同じように、寂しさを感じる。育ての親が死んだ日ぐらい意地で勝てよ!!(怒)
おっちゃんよ、天国でもパフォーマーを・・・ご冥福をお祈りします。