名スカウト木庭さん、やすらかに・・・

広島カープを中心として大洋(現横浜)、オリックス(元阪急含)、日本ハムなどで大活躍された木庭教(享年81歳)スカウトが5月下旬死去されていた。僕も10数年前に日本で初めてスピードガンを導入したスカウトとして取上げられた記事を見た事があり、考えの先取りで執念の持ち主と考えられよう。広島カープの1970年〜の主力をほとんど発掘し、その後の球団でも後に主力となる選手を押し職人肌なスカウトとして球界に名をとどろかした。(スカウトした選手が多すぎるので検索して調べてください)
スカウト同士への情報網を遠まわしにデマを流しうまく利用し1本釣り、他球団を惑わしたりのテクニックに、そういった選手の大活躍の裏側には他のスカウトへの影響力などもあり、後にも先にも日本プロ野球の歴史を影で糸引いていたに等しいらつ腕ぶりであった。噂より実際に観て良い所を、それ以上に引き延ばせるか?1番手より2番手狙いなどユニークでありながらもポイントを押さえるなど、平均点選手とは違う視点で素晴らしい選び方で歴任した球団監督も信用して使い、実際に育って物になっていったと言うエピソードがある。同じ様なタイプで西武・ダイエーで監督やフロント等でご活躍された故・根本氏、大ベテランとしてヤクルト・片岡氏、阪神・日ハムの今成氏、元巨人伊藤氏、阪急・オリックスの故・三輪田氏・・・などなど他にも名スカウトはいるものの一昔よりもっと平均点選手が多い時代ながらも自身の眼力を信じ職人肌なスカウトが木庭さんレベルを目指し今後に活かせるかを探究して行く事が良い供養になるのではないか・・・。木庭さん、プロ野球界発展のため、大変お疲れ様でございました・・・合掌。